モンテッソーリ教育の敏感期とは?6つの種類や効果的な工夫をご紹介

おもちゃ以外
初心者ママ
初心者ママ

モンテッソーリの敏感期って何?

本記事は、このような疑問を持った人に向けて書いています。

グーグルやアマゾンの創業者、将棋の藤井聡太さんが幼少期に受けていたことでも話題のモンテッソーリ教育。

モンテッソーリでは、子供の敏感期を知ることが大切です。

本日は、5つのポイントに分けて、ご紹介していきます。

  1. 敏感期とは
  2. 6つの種類と時期
  3. こんな工夫が効果的!
  4. 敏感期を見逃さないための工夫
  5. 敏感期への対応

敏感期とは?いつ来るの?

モンテッソーリ教育では、敏感期という言葉が登場します。

敏感期とは、子供が、何かに強く興味を持ち、同じことを繰り返す時期のことです。

ティッシュペーパーを際限なく引き出す子供

例えば、ティッシュペーパーを無限に引っ張り出すのは運動の敏感期の表れ。

「あなたは、今指で引っ張る練習をするのですよ」

と、本能の宿題をこなすかのように、自分で引っ張る対象を見つけて、真剣に繰り返し練習しています。

敏感期は0~6歳に現れ、そして消えていきます

敏感期の6つの種類

絵本を指さす子供

敏感期には、大きく6種類あります。

敏感期の種類
  1. 運動の敏感期
  2. 感覚の敏感期
  3. 秩序の敏感期
  4. 言語の敏感期
  5. 数字の敏感期
  6. 文化・礼儀の敏感期

1つ1つ順番に進むわけではなく、敏感期は同時並行でやってきます。

敏感期の種類と、時期についてご紹介していきます。

運動の敏感期

モンテッソーリの電車の手作り知育玩具

0~3歳の子供は、運動の敏感期にあり、「自由に動き出した手指を使ってみたい!もっと上手に使ってみたい」という強い衝動に駆られます。

時期:6か月~4歳半くらい

ティッシュペーパーを引っ張り出すのは、まさに運動の敏感期の表れ。

MAKO
MAKO

生活に必要な運動能力を獲得する時期だよ

サロン・ド・バンビーノ代表の藤崎達宏さんの著書によると、実は、3本の指を使っている時に、脳は活性化するそう。

運動の敏感期の手指の動きは、大きく13種類あります。

①落とす ②たたく ③ひっぱる ④とおす ⑤そそぐ ⑥はめこむ ⑦はさむ ⑧ねじる ⑨うつす ⑩切る ⑪貼る ⑫掛ける ⑬とめる

こんな工夫が効果的

教具を用意して、繰り返し遊ばせよう!

成長をアシストするための道具を、モンテッソーリでは、教具と呼んでいます。

感覚の敏感期

MAKO
MAKO

五感が洗練される時期だよ

見て・聞いて・触って・嗅いで・味わって

0~3歳の子供は、身の回りの物事をどんどん吸収していきます。

そして、3歳が近づくと、意識的に整理したいという衝動に駆られます。

これが、感覚の敏感期です。

時期:0歳~6歳

黄色い物は、黄色いバケツへ、など色ごとに分けたいのも感覚の敏感期の表れ。

こんな工夫が効果的

色ごとに分けれる教具を準備しよう

秩序の敏感期

秩序の敏感期は、同じ場所、順番にこだわりたい時期。

時期:6か月~4歳

2歳前後のイヤイヤ期も、秩序の敏感期にあります。

「イヤイヤ」「うわーん」と泣き出したら、それは、秩序が乱れたイヤイヤかも。

こんな工夫が効果的

おもちゃはいつも同じ場所に、いつもと同じ順番で、など秩序を大切にしてあげよう

言語の敏感期

MAKO
MAKO

母国語をどんどん吸収する時期

言語の敏感期は、言語をどんどん吸収する時期です。

時期:胎生7ヵ月~4歳半くらい

お腹の中にいる時~6歳ごろまで続く一番長い敏感期で、次の4つの順番で訪れます。

聞く→話す→書く→読む

3歳までは、無意識にどんどん吸収し、3歳ごろからは聞いたことをどんどん喋る「言語の爆発期」に突入します。また、3歳を過ぎると、「文字を書きたい」という衝動に駆られます。

こんな工夫が効果的

絵本の読み聞かせや、沢山の語りかけが効果的!

数の敏感期

MAKO
MAKO

何でも数えたい時期

数にとても敏感になる時期。

「数を数えたくてしょうがない!数字を読みたくてしょうがない!」という強い衝動に駆られます。

時期:4歳~6歳

数の敏感期は、意外と遅くやってくるので、年中さん以降と覚えておくと良いです。

文化・礼儀の敏感期

社会性が芽生え、異文化も理解する時期です。

時期:4歳半~

敏感期を見逃さないための工夫

敏感期には、始まりがあって、終わりがあります。

つまり、有限なのです。

モンテッソーリ教育では、敏感期を見逃すことを、バスに乗り遅れるようなものと表現しています。

では、見逃さないためには、どうすれば良いのか?

私も実践している2つの方法をご紹介します。

予習

まずは、知ること。

敏感期を知るには、ママ&パパの予習が何よりも、大切です。

子供がいつ、何に、どんなことに興味を示すのか?

私は、予め知ることで、気持ちにも余裕が持てるようになりました。

仕事に育児に忙しいのに、予習なんてできない

安心して下さい。5秒で終わります。

一覧表を、冷蔵庫など、目のつくところに貼っておくだけです。

私は、こちらの本の、成長の一覧表を参考にしています。

成長には、個人差があるので、月齢±2か月くらいを目安に、「今」と「少し先」を知るのがおすすめ。「次の時期」が来た時に、「あ!」と簡単に気づけますよ。

子供を観察する

予習をしたら、次は、観察です。

子供は、今何に興味を持って、何に集中しているのか?

とにかく、じーーっと観察してみて下さい。

敏感期を知るには、いたずらをしている時がチャンス!

「ダメ」と取り上げる前に、一旦、言葉を飲み込んで、静かに観察してみて下さい。

敏感期への対応

モンテッソーリの電車の手作り知育玩具

イタズラは、敏感期の表れですが、イタズラばかりさせておくわけにもいきませんよね?

そんな時は、教具を用意しましょう。

  • 環境を整える
  • 教具を準備
  • やり方を教える
  • 集中しだしたら、静かに見守るだけ

ポイントは、大人は環境を整え、初めにやり方を教え、あとは邪魔せずに静かに見守るだけ。

教具は、100均で簡単に手作りできますし、時間がなければ購入しちゃいましょう。

まとめ

この記事では、モンテッソーリ教育の敏感期についてご紹介しました。

6つの種類や、時期は一覧表にすると、一目瞭然!

敏感期は有限なので、見逃さないための工夫や、敏感期の対応もご紹介しました。

モンテッソーリ遊びで、のびのび子育てを楽しみましょう。

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